ひまわりは「日廻り」、つまり太陽を追いかけ回す花という意味です。キク科の一年草で、暑い夏、黄色の大きな花をつけますね。キク科の特徴で、ひまわりは、茎の先に沢山の小さな花が咲きます。

 太陽を「追いかける」といいますが、それは若いころの話で、花がよく開いた後は動かなくなり、東向きになります。太陽を追いかけるのは、やはり太陽のエネルギーをより多く受け、多くの養分を作るためなのでしょう。

 古代インカ帝国では、ひまわりは太陽の花と呼ばれ、神殿にはひまわりの花が彫られ、太陽神につかえる聖女たちは、金細工のひまわりを身につけていたそうです。「太陽王」として知られるルイ14世はひまわりを好み、自分の紋章にしました。ベルサイユ宮殿の正門には、今でもひまわりが植えられています。日本へやって来たのは中国経由で、17世紀のことです。

 ご存知のとおり、ひまわりは英語では sunflower で、学名は Helianthus annuus L、属名は「helios 太陽」+「anthus 花」です。ひまわりの花言葉は、敬慕、憧れです。

いろいろな波長で見た太陽。左列、上から順に、可視光(光球)、紫外線(低温コロナ)、X線(高温コロナ)。右列、上から順に、光球面磁場、水素輝線(彩層)、コロナグラフ写真。(BBSO、NASA、宇宙航空研究開発機構提供)