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昔は、惑星間空間は何もない真空だと思われていました。そして、太陽フレアが発生したときだけ、オーロラを光らせるものが宇宙空間に放出されると考えられていました。しかし、彗星の尾のたなびき方を調べたドイツの科学者ビヤマンは、惑星間空間には、太陽からの光のエネルギーの他に何かが流れている、と発表しました。1951年のことです。そして1958年、その何かが「太陽から流れ出した、電気を帯びたガス」であることを、アメリカのパーカーが理論的に予言しました。4年後の1962年には、金星に向けて打ち上げられたマリナー2号探査機による観測で、その予言の正しさが証明されたのです。太陽風、英語で solar wind の名つけ親は、このパーカーです。
なぜ、それまでこの風の存在が分らなかったのでしょうか。理由の1つは、地球の磁場が邪魔をして、私たちが観測できるほど近くまで太陽風が入って来られないからです。もう1つの理由は、次の「なぜ」でお話しましょう。
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