6.太陽みたいな星はいっぱいあるの?

 私たちの地球にとって、太陽はたった1つのかけがえのない存在ですが、広い宇宙から見れば、ごく平凡な恒星の1つにすぎません。宇宙には、太陽のような星はそれこそ星の数ほどあるでしょうし、その中には、太陽と同じように、地球のような惑星を持つ星もきっとあることでしょう。

 右の図は、恒星を明るさと温度で分類した、ヘルツスプリング-ラッセル図という図です。デンマークのヘルツスプリング(Herzsprung)とアメリカのラッセル(Russell)が、独立に求めたのがこの関係図で、彼らの名前をとってHR図と呼ばれています。この図の縦軸は、恒星の絶対光度です。同じ明るさの星でも、距離によって見かけの明るさは違いますね。この図に示したのは、星を同じ距離においたときの「本当の明るさ」のことで、それを絶対光度と言います。横軸は、恒星の有効温度(星の表面から放射されるエネルギー量を温度に換算したもの)です。有効温度に使用される温度の単位は、絶対温度と言って、

 絶対温度(K)= 摂氏で測定される温度(C)+273.15度

という式で表される温度です。

 図で、斜めに帯のように星が存在する領域があります。これは、主系列星と呼ばれる星のグループ。太陽もこのグループに属しています。太陽は平凡な星にすぎないといわれる理由がお分かりでしょう。

 恒星は進化の中で、主系列星から赤色巨星、そして、質量によっては白色矮星(わいせい)になります。図の中にそれらの領域が見られますね。HR図は、恒星の種類や年齢を決めるときに非常に役に立ちます。

星の明るさ(縦軸)と温度(横軸)の関係を示す図。星の性質を表わすのによく使われる。