4.太陽は地球からどのくらい離れているの?

5.太陽はなんでできているの?

 1で述べたように、太陽はガスのかたまりで、地球のような姿ではありません。陸地も、液体でできた海もないのです。

 太陽の元素組成は、原子の数で比べると、水素が一番多く、全体の90%を占めています。ヘリウムが10%程度存在します。太陽は、ほとんどこの2種類で構成されていると言ってもいいくらいです。ヘリウムの次は、酸素、窒素、炭素などが続きますが、どれも0.1%未満しかありません。また、微量ながら、鉄、カルシウム、硫黄などの重元素も存在しています。

 太陽はガスでできているのに、どうして重いのか(質量約2000000000000000000000000000000 kg)と不思議に思う人はいませんか。太陽の中心では、自分の重力で水素ガスが窮屈に押し込められた状態になっていて、その密度は約156 g/ccもあります。ガスとはいえ、1気圧の状態での水の156倍もの密度を持っていることになります。密度は外側ほど小さくなり、太陽全体での平均密度は、約1.41 g/ccになります。太陽を浮かべるプールがあったとしたら、太陽は沈んでしまうことでしょう。

 太陽は遠くにあるために小さく見えているのですが、では、どのくらい遠くにあるのでしょうか。

 地球から太陽までの距離は、約1億5000万 km。と言っても、実感がわきませんね。例えば、時速300 kmの新幹線で旅行したとすると片道50年以上、時速4 kmで歩いたとすると、何と片道4000年以上もかかってしまいます。秒速30万 kmという光の速度でも、約8分かかります。今、私達が見ている太陽の光は、約8分前に太陽を出発してきた光ということになります。太陽はすごく遠くにあるんですね。