27.オーロラの2つの太陽活動の原因とは?

 オーロラのふるさとは太陽にありますが、太陽の原因には大きく分けて2つあります。太陽風フレア(とコロナ質量放出)とコロナホール(コロナの穴)です。前者は太陽の低緯度で活発で、後者は高緯度に発生します。それぞれが約11年の周期で、活動度が高まったり低くなったりしており、それぞれがオーロラの原因になっています。原因は違いますが、オーロラになってしまえば同じということでしょうか。
 
フレアは太陽面の爆発現象で、太陽のオーロラと呼ばれているくらい、オーロラの発生と似ています。フレアは黒点と関係がありますが、それらの関係の正体が最近だんだんわかってきました。黒点は、周囲に比べて温度が低く、磁場が強い場所です。フレア爆発によるオーロラ嵐は、衝撃波によって始まります。
 
一方、コロナホールは、穴といっても何かが落ち込むような穴ではなく、逆に高速の太陽風が吹き出している場所です。温度は1000万度に達することがあります。コロナホールが引き起こすオーロラには、衝撃波は伴いません。

28.太陽活動とオーロラの関係は?

 街に出回っているオーロラツアーのパンフレットなどにより、皆さんはきっと、太陽活動は11年周期だから、オーロラの現れ方も11年周期で変動すると思っているのではないでしょうか。オーロラは11年ごとにしか見られないと思っている、極端な人もいるようです。
 
しかし、いったい太陽活動度とは何でしょう。あのデカい太陽の活動度を表わす正しい方法を、私たちは果して知っているのでしょうか。そもそも、太陽全体の活動度を、まとめて1つの数字にすることなど、可能なのでしょうか。
 太陽活動度は、歴史的に黒点の数で代表させています。黒くて目立つからです。この黒点数の増減が、約11年の周期をもっているわけです。この周期も一定ではなく、短いときで9年、長いときは13年にもなります。しかも、一般にはあまり知られていませんが、1つの周期の中に、オーロラ活動のピークが統計的に2つあります。1つはフレアによるもの、もう1つはコロナホールによるものと考えられていますが、詳細はわかっていません。