2.オーロラって何?

 一言でいえば、太陽風と呼ばれる、太陽から放出される電気を帯びた粒子(プラズマといいます)の流れが極地の大気圏に突入し、上空に引き起こす光のショーのこと。
 
太陽から放出されたプラズマが、地球磁気の勢力範囲に入り込み、磁力線に沿って加速され、極地の大気と衝突して発せられる光のことです。つまり、オーロラの色、形、動きには、太陽と地球の間の宇宙空間の情報が詰まっていることになります。「雪は、空から送られた手紙である」といわれますが、「オーロラは、天から送られた手紙である」ともいえるでしょう。
 
オーロラは、街のネオンサイン、家庭の蛍光灯と同じ、放電現象です。理科の実験で使うオシロスコープも同じ原理です。稲妻もそうですが、上司のカミナリのメカニズムはよく分りません。

3.オーロラはどこで見えるの?

 オーロラは、高緯度へ行けば行くほどよく見られると思っている人が多いようですが、実際は、地球の極を取り巻くように現れます。ただし、ここで極というのは、地球の磁場の極のことです。オーロラが統計的に一番よく見える場所は、地磁気緯度で65−70度で、この領域のことをオーロラ帯、またはオーロラベルトと呼びます。そこでは、天気さえよければ、ほとんど毎晩オーロラをみることができます。
 
つまり、極まで行ってしまえば、オーロラが見える確率は減ってしまいます。磁極が、地理上の北極のある北極海から、グリーンランド北西部側(つまり、アメリカの東海岸側)へずれているため、アメリカやカナダの東部では、それほど寒くなくてもオーロラを見物することができます。例えば、ニューヨークやボストンでは、1年に10回くらいオーロラが見えるはずです。その逆に、日本は損をしていることになりますね。