名古屋大学太陽地球環境研究所

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太陽圏環境部門

第3部門 太陽圏環境部門

太陽風や惑星間磁場の構造など、太陽圏全体にわたる性質や、太陽表面での粒子加速機構の解明を目指し、太陽中性子、宇宙線や電波星からの電波の地上観測を行っています。さらに、木の年輪や極地の氷などに“記憶”されている、太陽活動の長期変動を調べる研究も軌道に乗っています。


太陽圏とは、太陽が宇宙に作り出した巨大な空間を意味します。この空間は、太陽コロナから吹き出した電気と磁気を帯びたプラズマ(太陽風)で満たされています。太陽圏の中には、はるか宇宙の彼方から飛来した高エネルギーの銀河宇宙線や、太陽フレアで生じた太陽宇宙線も飛び交っています。太陽圏環境部門の研究の目的は、地球の生命と環境を生み育んできた太陽と、巨大な宇宙空間との関係を調べることです。

ふだん太陽風は地球にとって気持ちのよいそよ風のようなものですが、太陽表面で爆発がおきると、太陽風は大風となって押し寄せ、地球をふるわせることがわかってきました。私たちは、太陽風がなぜそんなに速くなるのか、そして、どこまで流れていくのかを知るため、日本最大級の大型電波望遠鏡4台を使って、太陽風の風向きと速さを毎日観測しています。また、宇宙線は光と同じくらい速い粒子です。たくさんの宇宙線が地球に降り注いでいますが、地上に到達するまでに空気で吸収されて減ってしまいます。しかし、地球の外では、時には人体に危害を及ぼすこわい宇宙線なのです。

太陽フレア現象で発生した高エネルギーの太陽宇宙線は、地球上まで到達します。この太陽粒子がフレアでどのようにして高いエネルギーまで加速されるのかを解明するために、新しい方式の太陽中性子望遠鏡を開発し、乗鞍岳と世界各地の山(ボリビア、ハワイ、チベット、アルメニア、スイス)で観測を行っています。また、日本とオーストラリアに設置された宇宙線ミューオン望遠鏡により、地球に降り注ぐ銀河宇宙線を観測して、太陽圏の構造を調べています。一方、銀河宇宙線が地球大気と反応してつくられた放射性炭素は、樹木に取り込まれていきます。宇宙線の量が太陽活動を反映していることから、樹齢の長い木の年輪中の放射性炭素を測って、過去の太陽活動を知ろうとしています。

詳細は、各部門作成のホームページへ
太陽圏環境部門(宇宙線) ホームページ
太陽圏環境部門(太陽風) ホームページ

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