ダークマターとは

 

宇宙には、星以外に非常に多くの光を発しない物質が存在する事が知られている。銀河や銀河団の質量を推定するやり方は、その明るさから推定する方法と、銀河の回転速度や銀河同士の速度分散から力学的に求める方法の2種類がある。しかし、力学的に求めた質量は、明るさから求めた質量の10倍以上大きく、何か光を発しない物質が宇宙には大量に存在する事を示している。この様な物質をダークマターと呼んでいる。ダークマターの正体については、ニュートリノ質量や超対称性粒子等の素粒子の他、星になりそこなった褐色矮星、星の進化のなれの果てである白色矮星、宇宙創生の初期に作られたブラックホール等が提唱されている。しかし、髪の毛座銀河団の銀河の運動からから、ツビッキー(F. Zwicky)によって、ダークマターの存在が提唱(1933年)されて半世紀以上たっているが、いまだにダークマターの正体は不明である。