松見 豊のプロフィール
(名古屋大学太陽地球環境研究所・教授)
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自己紹介をしますと、私の生まれは北九州市戸畑ですが、3歳のころにサラリーマンであった父の転勤に伴い、東京の大田区大森で育ちました。それ以後、東京周辺にいたのですが、1984年に北海道に移り、それから豊川そして名古屋に移りました。大学を出て初めてついた仕事は地方公務員の職で、水道局浄水場の水質検査の技師でありました。金魚と一緒に水質検査をしていました。その後、大学院博士課程に戻ってドクターを取って、理化学研究所のレーザー研究センターでpostdocをやりました。大学院およびポスドク時代はレーザー分光および化学反応ダイナミックスの研究を行っていました。それから民間の会社に就職し、工場の一角にある技術開発部で働きました。レーザー応用の半導体プロセスおよびプラズマ半導体プロセスのレーザー分光診断の研究を行いました。次に勤めたのは財団法人の研究所のレーザー研究部門の研究員です。小生が仕事をしたのは国の大型プロジェクトと、会社からの委託研究でした。エキシマーレーザーのビーム診断などレーザー開発と応用に従事しました。それから北海道大学電子科学研究所に勤めることになり、そこに9年間勤め、真空紫外レーザーを応用した反応過程の解明の研究を主に行っていました。そのあと1997年2月にこの名古屋大学太陽地球環境研究所に来ました。
名古屋大学太陽地球環境研究所に来てからは、大気環境の研究に励んでおります。また、助教の中山智喜さんおよび理学研究科素粒子宇宙物理学専博士前期(修士)課程・博士後期課程の学生さんが頑張って仕事をしてくれるので、研究が非常に良く進んでいます(と思います)。自分自身の興味とともに地球環境や人類社会の将来を考えながら研究を進めているので、非常に楽しく充実した毎日です。授業は大学院博士前期(修士)課程の学生に「大気化学反応論」を講義しています。
■ 名古屋大学太陽地球環境研究所の所長の任期6年が2015年3月で終わりました。←New
■ 松見の授業 「大気化学と地球環境問題」(内容を公開しています)、子供向け講演「大気と地球環境問題」(内容を公開しています)
■ 研究業績(国際的な学術誌への発表論文リスト、1996年から現在の最新まで) 2009年 国際的な学術誌への松見の発表論文数が150報を越えました。
■ 科学技術振興機構(JST)の先端計測分析技術・機器開発事業の機器開発プログラム(平成16 - 21年)のチームリーダーをやっていました。
機器開発プログラム(領域特定型)、開発課題「光イオン化質量分析法による微粒子・微量成分計測」
これに関するわかり易い解説 研究所ニュースレター、名古屋大学21世紀COEニュース
■ 文部科学省・科学技術・学術審議会・資源調査分科会・光資源委員会の専門委員をやっていました。
「光資源を活用し、創造する科学技術の振興」という文部科学省への報告書の第1章「光と地球環境および環境計測」を執筆しました。
「光と地球環境および環境計測」に関する委員会での発表を行いました。
■ 全国の大気化学の研究者が集まった日本大気化学会(会員250名)の事務局をやっています。
■ 非常勤講師(特別講義) 2005年8月山梨大学工学部、2005年9月群馬大学工学部「大気化学と地球環境問題」、2006年12月東京工業大学大学院理学研究科、2007年8月 海道大学大学院理学研究科、2007年度 京都大学大学院工学研究科、2007年度 海道大学大学院環境科学院、2009年度 岐阜大学大学院工学研究科、2010年度 大阪府立大学。
■ 一般向け講演会の講師−地球温暖化やオゾン層破壊のサイエンス−
愛知県オゾン層保護推進大会(2006年9月)、オゾン層破壊問題(国立環境研究所主催、2006年10月)、全国こども地球環境シンポジウム(NPOエコバンクあいち主催、2007年2月)、名古屋大学オープンカレッジ(2007年2月)、名古屋大学附属中高校文化祭(2007年9月),
河和小学校6年生に地球環境の授業(2009年2月)、 なごや環境大学共育講座(2009年10月)
■ 新聞・テレビで報道されました→ 2006年4月 日経、読売、朝日、中日、毎日、日刊工業、NHKニュース(松見の黄砂エアロゾルに関する研究の報道)、2007年2月 中日新聞(松見のオゾンと地球環境に関する子供向け講演・実演の記事),
2007年5月朝日放送テレビ(松見の黄砂エアロゾルに関する研究の報道)
, 2009年2月 中日新聞(河和小学校で地球環境に関する児童向け授業)
■ 松見の国際学術誌に発表した論文がどれだけ世界中の研究者に引用されているかを調べました。 引用回数最多の論文:引用回数77回、 30回以上引用された論文23報 (2007年.3月ISI調査)
■ 大気科学の国際組織SPARCおよびIGACのJoint
Task "Ozone Photolysis Evaluation Committee"のリーダーをやっていました。 SPARCデータセンター
■ ショートエッセイ:「実験装置を自分で作る」