市民向け公開講演会

「地球温暖化と北極圏における環境変動」

 

2005年12月12日(月)13:30-15:30 日本科学未来館 みらいCANホール

赤祖父俊一氏(アラスカ大学フェアバンクス校国際北極圏研究センター所長)

「現在急速に進行している北極圏温暖化の原因は?」

福田正己氏(北海道大学低温科学研究所)

「温暖化期に絶滅したマンモス」

 

 

主催:国際北極圏研究センター(IARC)、GCCA-6組織委員会

協力:日本科学未来館

 

この講演会は第6回地球温暖化と北極域の気候・環境変動に関する国際会議の一環として開催されますが、参加費は無料でどなたでも参加できます。多くの方の参加を期待しております。

 

 

 

 

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会場案内

日本科学未来館  みらいCANホール

135-0064 東京都江東区青海2丁目41番地

         TEL :03-3570-9151(代表)
         FAX :03-3570-9150

         http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html

 

講演者紹介および講演概要(敬称略)

(1)赤祖父俊一(あかそふしゅんいち)

1930年、長野県佐久市生まれ。1953年、東北大理学部地球物理学科卒。大学院在学中1958年にアラスカ大地球物理研究所に移り、博士号取得。オーロラ研究の第一人者に。1964年に教授、1986年に所長に就任。1976年英国王立天文学会チャップマン・メダル、1977年、日本学士院賞、1979年に米地球物理学会からジョン・フレミング賞、1985年昭和天皇にオーロラについて御進講、1993年外務大臣賞、1996年郵政大臣賞、2003年勲二等瑞宝章受賞。1999年よりアラスカ大学国際北極圏研究センター所長。

講演「現在急速に進行している北極圏温暖化の原因は?」

北極圏は地球のトップの部分であり、オーロラ、夜光雲、白夜、氷河などすばらしい自然現象の宝庫である。日本でおなじみの地震や火山もある。又、日本での日常の生活にも深く関係している圏であるが、日本では漠然と厳寒の地であるとしか思われていない。そこでまず北極圏の自然について紹介する。ところがその北極圏の自然に急速な変動が起きている。それは一般に「地球温暖化」ということで論じられ報道されている。そこで、それらの自然現象の変化一つ一つを調べてみることにする。確かにほとんどの自然現象の変動は「地球が暖かくなっている。」ということで説明できるが、それが自然的変動によるのか、または炭酸ガスによる「温室効果」によるのか、または両者によるのかを観測とスーパーコンピューターによる結果をつき合わせても判定は容易ではないことを示す。地球は少なくとも規則正しく四回氷河時代を経験してきた。一回の氷河期は約十万年続いた。その中の短い(二万年)の間氷期ができたために、人間文明の世界ができたのである。氷河期中は地球は寒く、人間がいても食糧生産は殆ど不可能であった。又、その間氷期中にも小氷河期(1400年―1800年)があり、地球はその氷河期から回復中でもある。現在これらの氷河期の原因はまだ不明である。このように、北極圏は「自然の実験室」でもあり分からないことが多く、特に地球温暖化研究には理想的な圏である。若い研究者が参加することを期待する。

 

(2)福田正己(ふくだまさみ)

 1944年8月埼玉県浦和市生まれ。東京大学理学部及び理学系大学院修了。理学博士。

1974年から北海道大学低温科学研究所助手、その後助教授をへて1992年より同研究所教授。 寒冷地域の環境変動をテーマとし、アラスカ、極地カナダ、シベリア、南極半島での永久凍土地域での野外調査を実施してきた。 最近はシベリア及びアラスカの森林火災と地球温暖化について調査・研究を行っている。 2005年愛知地球博のユカギルマンモス展学術専門委員及び北海道大学総合博物館シベリア・マンモス展示実行委員として、マンモスの絶滅についての解説を担当した。

講演「巨大哺乳動物マンモスはなぜ絶滅したのか?」

−その謎を解く鍵がシベリア永久凍土に埋もれていた!−

約1万年前にシベリアからマンモスが突然いなくなった。マンモスを滅ぼした真犯人は誰だ?絶滅の謎を解く鍵が、融解しつつあるシベリア永久凍土から現れた。 シベリアの大地に君臨した巨大哺乳動物「マンモス」は、約1万年前に忽然と姿を消した。 この時期は寒冷であった「氷河期」から温暖期へ地球規模の気候変動が起こっていた。そこで気候変動に適応できずにマンモスは絶滅されたと考えられてきた。この時期は、日本人と祖先が同じ先史モンゴロイドがシベリアから新大陸へ移住拡散した。 最近のシベリアでの現地調査から、マンモスは優秀なマンモスハンター(先史モンゴロイド)によって絶滅させられた証拠が出てきた。 マンモス絶滅に追い込んだ真犯人は誰だ?

 

講演会に関する連絡先

           村田 功

                      東北大学大学院 環境科学研究科 環境科学専攻

                      980-8578 仙台市青葉区荒巻字青葉

                      murata@pat.geophys.tohoku.ac.jp

                      TEL:022-795-5776,FAX:022-795-5775

           松岡 均

                      日本未来館

                      135-0064 東京都江東区青海2丁目41番地

                      TEL 03-3570-9156      FAX 03-3570-9150

 

 

第6回地球温暖化と北極域の気候・環境変動に関する国際会議の詳細