名古屋大学太陽地球環境研究所

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NASAの火星探査機MAVENのPSプログラムに採択

 関華奈子准教授を代表者とする日独国際チームが、2013年11月に打ち上げ予定のNASAの火星探査計画MAVENのParticipating Scientist(PS)プログラムに選定されました。
 この公募には、全世界から44件の応募があり、米国を中心に9チームが選ばれました。MAVEN PSプログラムの各チーム代表者は、MAVENの正式なCo-investigator(共同研究者)として、探査機のデータ解析・運用等に携わることができるようになります。
 採択されたプログラムは、日本が得意とする数値実験と観測データ解析技術に基づき、火星大気からの二酸化炭素の流出メカニズムの解明に焦点をあてた研究計画で、過去に火星が経験した大規模な気候変動の謎に挑みます。研究チームには、名古屋大学太陽地球環境研究所の他、JAXA宇宙科学研究所、東北大学理学研究科の研究者が参加しており、日本の超高層物理学コミュニティが、最新の火星観測データを用いて研究を推進する環境の構築にも配慮しています。
 本研究プロジェクトは、MAVEN打ち上げ前に米国フロリダで行われるプロジェクト科学者グループ会議等への参加を皮切りに、11月から本格的に開始される予定です。
 
Mars_ClimateChange_MAVEN.jpg
 
[MAVEN計画]
 MAVEN(Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN)計画は、火星の超高層大気の理解を目指したNASAの火星探査計画で、2013年11月に打ち上げが予定されています。過去の探査結果から、火星は過去には温暖湿潤な気候を持ち、表面の一部を海に覆われていたことが指摘されています。一方で、現在の火星は希薄な大気しか持たず、寒冷で乾燥した気候の惑星です。MAVEN計画では、紫外光撮像機やプラズマ直接観測機器など9つの観測機器群を用いて、火星の超高層大気の実態を明らかにするとともに、宇宙空間への大気の流出が火星の気候変動に果たした役割を探ることを目指しています。
 
MAVEN計画webサイト:http://lasp.colorado.edu/home/maven/

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