名古屋大学太陽地球環境研究所

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太陽活動度と太陽極磁場反転の関係を解明

 太陽黒点活動は約11年の周期で変動しますが、太陽における南北極域磁場はこの黒点周期と共に反転する性質があることが知られています。上出洋介・名古屋大学名誉教授(太陽地球環境研究所元所長)とL. Svalgaard・スタンフォード大学Hansen実験物理学研究所教授は、ウィルソン山天文台で継続的に観測されている太陽磁場のデータを解析することにより、太陽黒点数の南北半球における非対称性が極域磁場反転の南北極間における1~2年のずれと関係することを見つけました(図参照)。
 この新知見は太陽周期活動のメカニズムを探る上に決定的な必要条件を与えると共に、今後の太陽活動変動を予測するためにも重要であると考えられます。本研究の成果は2012年10月21日札幌コンベンションセンターで開催された地球電磁気・地球惑星圏学会で上出氏によって発表され、米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載されます。
論文名:“Asymmetric Solar Polar Field Reversals” by L. Svalgaard and Y. Kamide.

fig-1.png
図1 南北半球毎の太陽活動度(黒点数)と極磁場の変化の概要

 

fig-2.jpg

図2 ウィルソン山天文台で観測された1975年から2012年までの太陽磁場の変化。縦軸は緯度、横軸は年をします。楕円は各太陽活動サイクルにおける北極と南極での極磁場反転の時期を表す。

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