名古屋大学太陽地球環境研究所

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太陽磁場観測データに基づいた太陽風の3次元磁気流体シミュレーション

susanoo_3d.png

太陽風は、太陽から惑星間空間につながった開いた磁力線に沿って流れ出していて、太陽の磁場が変化するにしたがって、太陽風も変動を示します。我々のグループでは、地上の望遠鏡で得られた太陽表面の磁場分布の観測データのみに基づいて太陽圏内の太陽風の3次元構造を再現する磁気流体シミュレーションモデルを開発しました。

こちらの画像は、惑星間磁場の極性が入れ替わる「磁気中性面」(白い曲面)と黄道面上の太陽風速度分布(カラー)の3次元構造の2008年10月26日の様子を示した画像です。磁気中性面より北(上)側が太陽に向かう方向の惑星間磁場、南(下)側が太陽から外に向かう向きの惑星間磁場があります。色のついた球体が水星(ピンク)、金星(黄色)、地球(青)、火星(赤)の位置を示し、その球体を通るチューブが各惑星の公転軌道を示しています。

このシミュレーションは、2週間先までの太陽風を予報するために毎日実行されています。地球の位置での太陽風のデータは放射線帯シミュレーションモデルに結合され、放射線帯の高エネルギー電子フラックスの予報に利用されています。これらの予報結果は以下のテストページにて公開されています。
http://st4a.stelab.nagoya-u.ac.jp/susanoo/
 

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